どーも!
デザガクの若旅です。
今日の授業は、
そのロゴデザインの依頼方法は正しいですか?
について話したいと思います。
○ンサーズ(某クラウドソーシングサービス)の金額ってなんでこんなに差があるんですか?」
私と○ンサーズさんのサービス内容は全然違います。
今日はそのことも含めて授業をしたいと思います。
それでは授業を始めます^^
ロゴは安易に決めるものじゃない

私がロゴを依頼されたら、
まずクライアントさんと直接お会いし、
徹底的にヒアリングをします。
・なぜこの社名なのか?
・なぜロゴを作ろうと思ったのか?
・御社の理念は?
・御社の事業内容は?
・どんな企業さんとのお付き合いがあるのか?
・ロゴを見ていただいた方にどんな風に思われたいか?
簡単に上げるだけでもこれだけ出てきます。
あとこの倍以上は質問もしますし、
クライアントさんから返答内容に、
私が疑問を感じたらさらに深掘りをしますので、
ヒアリングの時間だけで1時間は余裕で超えます。
一方、クラウド型ソーシングサービスは、
基本的にはウェブ上の文章のみで完結することが多いです。
クライアント側が
・社名の由来
・事業内容
・こんな風にロゴを作って欲しいサンプル
と、たった200文字程度の文章で依頼をしてきて、
その内容をデザイナーがロゴで表現する仕組みです。
この少ない情報量だとクライアントは
『ただ単に見た目で選んだ。』
っていうロゴが多いと思います。
もちろんクラウド型ソーシングサービスを利用することは否定しません。
実際に活用していて満足しているクライアントさんも多いと思うので。。。
しかし、
企業やお店のロゴは「顔」になる部分です。
「カッコよければいい」
「斬新ならいい」
その程度の考えで本当に良いのでしょうか?
見た目だけで選んだロゴであれば、
愛着もないだろうし飽きる時が来るでしょう。
「なら飽きたら変えれば良いじゃん。」
と思ったかもしれませんが、
先ほど言った通りロゴは「顔」。
その「顔」を見たら
「〇〇会社」
「〇〇美容室」
と判別できるようにならないと、
ロゴとして全く機能されていません。
なので余程のことがない限り、
ロゴを簡単に変えるのはタブー。
実際私が依頼を受けた時は、
ヒアリング内容をまとめ、
手書きで何案もラフを出し、
固まってきたらMacで書き起こします。
固まったロゴをあらゆる角度から検証し、
ロゴマークとロゴタイプ(文字の箇所)のバランス、
時には1mm単位で検証を重ねます。
名刺になったら見にくくないか?
封筒になったらどんな雰囲気になるか?
ウェブサイトにしたらロゴは引き立つか?
など、色々な方向性で検証していきます。
もしかしたら、
クラウド型ソーシングサービスでもそのように制作している人はいるかもしれません。
ただウェブ上の文章のやり取りだけではクライアントさんのメッセージを汲み取り、
そのメッセージをロゴに活かすのは非常に困難。
クライアントと話してヒアリングする重要さ

私の尊敬するデザイナーのひとり、
コージィデザインの佐藤浩二さんから聞いたお話。
浩二さんの会社のメールに、
某大手音楽会社のコンペ依頼が来たそうです。
そのメールの内容には、
音楽会社からロゴデザインの詳細内容が書かれていました。
浩二さんはメールだけでは物足りず、
大阪から東京にある音楽会社に足を運び、
タイミング良く社長にお会いすることができ、
社長から直接ヒアリングすることができたそうです。
(この依頼はコンペ方式なので、もし採用されなかったら無収入。
交通費ももちろん出ません。)
社長から理念や将来のビジョン、
またロゴのヒントとなる情報など、
直接お会いしないともらえない情報を色々頂けたそうです。
コンペの結果は、
メールのみのデザイナーより実際会って多くの情報を吸収し、
ロゴに反映した浩二さんがもちろん獲得。
その音楽会社もなぜメールでのコンペにしたのか、
わかりかねますが、
ロゴ制作に対して強い思いを持っているデザイナーは、
必ずお話してヒアリングし、
ロゴに全てを詰め込みます。
たった数年の為だけではなく、
この先何十年も使うことを考えてロゴに全てを詰め込む。
「なぜこのロゴになったのか?」
と聞かれてもスラスラ答えられるようなロゴじゃないと、
ロゴとして全く機能しない。
そうならない為にも私は実際にお会いしてヒアリングをし、
色々な情報をロゴに詰め込んで制作しています^^
ロゴデザインを某クラウドソーシングサービスではなく、
私に依頼したい場合はこちらからお問い合わせください。
今日の授業はここまで!
それではまたお会いしましょう^^
本日ご紹介したコージィデザイン 佐藤浩二さんが共著している、
『ロゴデザインの現場』はめちゃくちゃ勉強になりますので、
興味ある人はぜひご購入ください!

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