どーも!
デザガクチョウの若旅(@wakatabi_design)です。
今日は本の紹介です!
私がオススメするロゴデザインの本23冊になります。
本屋さんやネットなどでロゴデザイン本を探してみると、数多くの本が出てきます。
中には内容が粗悪だったり、または解説がわかりにくい本なども存在します。
そこで今日は私がロゴの本を何冊も持っているの中で、
これからロゴを勉強したい人向けに23冊のロゴデザインおすすめ本を、
ピックアップしましたので紹介していきます!
それでは授業を始めます!
読んで学ぶロゴデザイン本はこれだ!
早速ですが私がおすすめする読んで学ぶロゴデザイン本を紹介していきます。
まずはこれです。
ロゴデザインの現場
著者はコージィデザインの佐藤浩二さん、
ONO BRAND DESIGNの小野圭介さん、
QUO DESIGN styleの田中雄一郎さんです。
今では台湾版も発売されるほど評価が高く、私の中ではナンバー1の本です。
簡単に中身を説明させていただくと、CI(コーポレートアイデンティティ)の説明や、企業ロゴの考え方など初歩的なところから、佐藤さん、小野さん、田中さんのヒアリングからアイディアの出し方、ラフデザイン、プレゼン、納品まで、各々の考え方、やり方などが全て載っています。
特に私はこの本を読んで、
ヒアリングの重要さを身に染みて感じました。
小野さん曰く
デザインへの具体的な要望を伺うことはもちろん大切ですが、
会話を通してその組織や人の雰囲気を実際に肌で感じ取り、
ロゴデザインにつなげていきための機会とすることが重要と考えています。
ロゴデザインの現場 事例で学ぶデザイン技法としてのブランディングより
ここの部分て非常に大事で、
クライアントと心がリンクをしていないと、
うまくヒアリングすることができず、
良いヒントを引き出すことができません。
デザイナーはクライアントをうまくコントロールすることも重要なのです。
また佐藤さんは実際自分で使用しているロゴのプレゼンシートも掲載し、
私もかなり参考にさせていただきました。
デザイナーとしては痒い所に手が届く、こうゆう本は本当にうれしいものです^^
佐藤さんと私は何度か食事をさせていただいて、その時もプレゼン資料のデザインの工夫など、私にとっては目からウロコの内容を聞かせていただいたりと、大変お世話になっております^^
そして、岡山のグラフィックデザイナー田中雄一郎さん。
本の中ですごく共感する部分が多く、特にヒアリングの事で書かれている、
私は直接対話を重視していて、
ネット上のやりとりで終わる仕事はほとんどしません。
デザインは人と人の関係性やコミュニケーションの中から生じる必然的な産物です。
デザイナーには相手を思う気持ちや観察力、
コミュニケーション力が求められると考えています。
ロゴデザインの現場 事例で学ぶデザイン技法としてのブランディングより
今はオンラインで完結できる時代ですが、直接お会いしてコミュニケーションを図り、
相手が何を求めているのか、どんなことを問題視しているのかを対面で感じ取りたいと考えています。
オンラインはもちろん便利なものですが、実際お会いして相手と顔と顔を合わせてヒアリングする方が、私は好きですね^^
これからロゴを勉強する人にはもちろん、今現在ロゴデザイナーとして活動している人にも、勉強になる本です。
マークの本
グラフィックデザイナー界の重鎮、佐藤卓さんの本。
佐藤卓さんはロゴデザインはもちろん、プロダクト、パッケージ、空間などデザインという名のつくものは全て手がけられております。
佐藤卓さんはこれまでにも多くの著書を出版しておりますが、ロゴに特化した本は今回が初めて。
その内容ですがひとつ一つのロゴのコンセプトや考え方、中にはラフ描き、ボツ案も含まれて見応えがあります。
キシリトールのロゴや高校野球のロゴなど。
よく目にするロゴが沢山掲載されているので、読んでいて為になるし楽しい一冊になってます。
ロゴデザイン・ラブ!
続いて紹介するのは、
イギリスのグラフィックデザイナー デイビット・アーレイが著者の、
ロゴをデザインするということ。成功と失敗から伝える、君へのアドバイス-ロゴデザイン・ラブ! です。(長い。。。笑)
この本はロゴデザインを総合的に学習できる本。
ロゴの基礎の話はもちろん、企業やショップがBIの重要性やロゴ制作のプロセス、マインドマップの作り方、制作に対するデザイナーのモチベーションの維持など、現役デザイナーにとって必要なことが多く書かれています。
またマインドマップを2日かけて制作する理由を読んだとき、
「なるほどー!」と大きくうなずいてしまいました笑
また「傑作を生み出す7つの条件」は、
私がロゴデザインのアイディアを出す時、
必ず頭の片隅に置いていることです。
デイビット・アーレイも著書でこのようなことを述べています。
上記のような法則(傑作を生み出す7つの条件)は、時代を超えて長く通用し、
クライアントのビジネスを盛り立てるロゴを作る上で、
大いに役立つはずだ。
しかし、その法則をしっかり守るだけで良いのだろうか?〜中略〜
忘れずにおきたいのは、法則は破るために作られるということだ。
ロゴをデザインするということ。成功と失敗から伝える、君へのアドバイス-ロゴデザイン・ラブ! [改訂第2版]より
全部「傑作を生み出す7つの条件」に当てはめる必要はない。
そのヒントを元に良いものを自分自身で生み出せるのなら、間違いなくその方が良いです。
もちろん、それで失敗することがあっても、そこから多くのことを学ぶことができ、成長することができるのです。
ロゴデザイン・ラブ!は他にも仕様書の作り方、デザイン料金の考え方などデザイナーとしてタメになる情報が盛りだくさん。
デザイナーはもちろん、デザイナーにロゴを発注したい方にも良いですね^^
ロゴデザインの教科書
こちらの本もロゴデザインの現場と同じで、タイトルの通りロゴデザインの教科書と言っても過言ではありません。
ロゴデザインの教科書が特に良かった点は、ロゴデザインのテイストが細かく分かれています。
例えば、ダイナミックなロゴ、かわいいロゴ、エレガントのロゴなど様々なテイストで分かれており、ひとつひとつ丁寧に解説がされています。
また、ロゴデザインから派生するアプリケーションの展開も多く掲載されておりますので、ロゴデザインを作っただけではなく、アプリケーションの展開もご依頼された時に非常に参考になるかと思います。
そして、日本を代表するデザイナーのひとりである、佐藤可士和さんのインタビューも掲載されています。
僕が目指しているのは、そういう流行に左右されるものではなく、本質を凝縮した、耐久性のあるデザインを持ったロゴを作ることです。
ロゴデザインの教科書より
企業のロゴやお店のロゴは頻繁に変わるデザインではないで、何十年先ロゴを使われてもその時代にマッチしているデザインを作るようにしなくてはいけません。
本当にロゴは奥が深いですよね。
事例で学ぶブランディング ランドーのデザイン戦略大公開
続きまして、世界的に有名なブランディング企業のランドーが著書している本になります。
ランドーは国内外問わず、多くの大企業のブランディングデザインを行っています。
日本で言えば、小田急グループ、日本郵政グループ、イオン、ワコール、JTBなど。
誰もがロゴマークを見れば企業名が思い浮かぶような大企業のブランディングを手掛けております。
この本の魅力といえばなんと言っても、ランドーが行っているブランド開発のプロセスが学ぶことができます。
「ブランディング」という言葉が飛び交っておりますが、本質を知らない人が多いのではないでしょうか?
ぜひ事例で学ぶブランディング ランドーのデザイン戦略大公開を手にとって見てください。
デザインのつかまえ方 ロゴデザイン40事例に学ぶアイデアとセオリー
続いて『デザインの現場』も共同著者でもある小野圭介さんが単独で出版された本です。
ちなみに小野さんは学生時代に、先ほど紹介した『事例で学ぶブランディング ランドーのデザイン戦略大公開』のランドーアソシエイツでアルバイト経験があり、そこでデザイナーに正式採用されたそうです。
本の中身はロゴデザインの40事例を一つ一つ丁寧に解説されています。
言い方に語弊があると恐縮なのですが、「小中学生やデザイナーでない人でも楽しく読める本」と言っても過言ではないです。
抽象的な表現は全くなく、わかりやすい言葉で表現されているのでロゴデザイン初心者の方は特に必読して欲しいです。
デザインノート No.92: 最新デザインの表現と思考のプロセスを追う
デザイナーなら必ず1冊は購入したことがあるデザインノート。
2004年から発刊され、毎号色々な特集が組まれている本です。
今回ご紹介するデザインノートは、10名の有名アートディレクーがロゴデザインの考え方や、実際に制作したロゴデザインを解説しています。
ロゴデザインプロセスが語られている購入必須の号になってます。
毎日ロゴ
海外デザインコンペで、数多くの賞を獲得している新潟のグラフィックデザイナー石川竜太さん著。
石川さんが365日ロゴ制作の記録を綴ったブログ『毎日ロゴ』。
365日分のロゴを見ることができるだけではなく、ロゴの考え方や制作方法なども凄く勉強になる一冊です。
ロゴDAYS
アートディレクター/グラフィックデザイナーの甲谷一さんが著者の本です。
甲谷さんが手がけたデザインが多く掲載されてますが、注目点は実際に使われたプレゼン資料なども掲載されていること。
実際、私もプレゼンの時に参考にさせていただきました。
ロゴデザインのロジック
有名な多くのロゴが掲載され、個々のロゴデザインにコンセプト、理念、イメージが論理的に解説されている読んでいて楽しい本です。
この本を読んだ後、誰かにロゴを語りたくなる様な内容です笑
要点で学ぶ、ロゴの法則150
基礎知識はもちろん商標登録や使用マニュアル、実用性の高い内容まで解説されていて、初心者から中堅まで幅広く購読できる内容です。
なんと言っても本の大きさ!
コンパクトで片手で読める大きさなので、満員電車の中でも余裕で読めたりします笑
見て学ぶロゴデザイン 本はこれだ!
ロゴデザイン初心者の方ほど、ぜひ本でロゴデザインを学んで欲しいです。その理由は。。。
ネットで上がっているロゴデザインクオリティの高い作品もあれば、クオリティが低い作品もチラホラ見られます。
もちろん中には素晴らしいデザインもたくさん存在しますが、アップすることさえできれば誰でも上げることができます。
作品集はどうでしょう?
載っている作品を拝見すると、作品名(商品名)、デザイナーの氏名は必ず載っています。
出版側も本にして販売するので、厳選したロゴデザインを選ぶはずです。
もしロゴデザインを参考として勉強したいのであれば、私は作品集としてまとめている本をオススメします!
究極のロゴデザイン
佐藤可士和さんをはじめとする日本のトップデザイナーのロゴが数多く掲載されております。
この書籍は、実際ロゴタイプでどのフォントが使用されているのかまで掲載されているので、すごく勉強になります。
LOGO[改訂版]
世界中の傑作ロゴが集結されている一冊です。
この書籍のいいところは、様々な形のジャンルでページが別れているところです。
正方形のロゴ、記号が使われているロゴ、またネガティブスペースを使ったロゴなど、色々なデザインのロゴがページ毎で別れているのが非常に面白いです。
毎日眺めるだけでも、自分のロゴスキルが上がっていくことが確信できる本ですね。
信頼・誠実を大切にする 業種別ロゴのデザイン
「信頼・誠実」にスポットライトを当てたロゴの本になっております。
タイトルのテーマに沿った業種別のロゴデザインが、多く掲載されております。
日本タイポグラフィ年鑑2020
NPO法人 日本タイポグラフィ協会では毎年「日本タイポグラフィ年鑑」を発刊され、デザイナーが作品を応募し、入賞できた方のみが年鑑に掲載されます。
質の高い作品ばかりですので、眺めるだけでロゴデザインの感覚を研ぎ澄ませることができます。
デザインの初心者の方は、Pinterestなどで誰でも投稿できるロゴを眺めるよりプロの審査員が選んで掲載された本を眺めることをオススメします。
ターゲットの心を掴む スタイルのあるブランディングデザイン
ロゴデザインを様々なアプリケーションに反映させた時のデザインが掲載されています。
名刺からパッケージやサイン、空間デザインなどのデザインも参考になる一冊です。
実例つきロゴのデザイン
こちらはロゴデザインを学ぶだけではなく、いろいろなアプリケーションに展開しているロゴデザインを見ることができます。
ロゴデザインを依頼された際には、大抵他のアプリケーションの展開を依頼されることも多いかと思います。
例えば飲食店であればサイン(看板)、メニュー表、お手元、ショップカードなど。
スタイル別 ロゴデザイン
こちらは私が特に重宝している、ロゴデザイン 本でなります。
様々なジャンルで分けられており、例えば、、、なごみスタイル、ナチュラル、ジャパンスタイルなど。
幅広いジャンルの本になっておりますので、非常に参考になり、勉強になります。
ニホンゴロゴ2
タイトルの通り、日本語のロゴデザイン集。
こちらもスタイル別に分かれていて、「食」をテーマにしたロゴや、「地」をテーマにしたローカルに特化したロゴなど。
様々なテーマに沿って作られた日本語のロゴデザイン集になっております。
日本のロゴ・マーク50年
日本のロゴマークが50年分のロゴデザイン集です。
改めて50年前のロゴデザインを見ても、一切時代を感じないんですよね。
50年前ロゴデザインを制作した時に、この先何年使われても古く感じない様に考えて作られたように感じます。
実際、ロゴデザインはそのような役割でないといけませんので、50年後のことも考えていると思うと、本当に脱帽です。
あたらしいロゴとツール展開 ブランドの世界観を伝えるデザイン
ロゴがどのように展開されているのかを見ることができます。
ロゴは必ず様々なアプリケーションに展開されますので、そのことを念頭に置いて制作しなくてはいけません。
例えば小さく扱われる名刺、大きく扱われるサイン(看板)、どのアプリケーションでも制作したロゴの特色が損なわれないかの確認が必要です。
掲載されているロゴは全て、緻密な計算によって制作されたロゴデザインになっております。
たのしいロゴづくり -文字の形からの着想と展開
こちらもアートディレクター/グラフィックデザイナーの甲谷一さんが著者の本です。
日本語フォントや欧文フォントのアレンジ方法が掲載されておりますので、自分でロゴを制作する際に非常に参考になります。
また、甲谷一さんが過去に手がけたロゴデザインの過程が見ることもできますので、非常に内容の濃い本になっております。
Brilliant Logo – モチーフでみるロゴデザインコレクション
こちらはロゴデザインの作品集です。
かなり勉強になります。
いろいろなモチーフでページが分かれていて、非常に面白いです。
また全国的に有名なロゴマークから、地域で愛されているロゴマークまで幅広く掲載されています。
まとめ
ロゴデザインは奥が深いです!
そして、『ロゴづくりは、顔づくり』と言われているように、企業やお店にとっては看板になる部分です。
慎重に作る必要がありますし、何度も検証する必要もあります。
デザインで私が一番難しいジャンルと考えていますが、私はそんなロゴデザインを制作するのが大好きですね^^
ロゴに関して、聞きたいことや制作を考えている方は、下記からどうぞ!
今日の授業はここまで。
それではまた!