こんにちは。
デザガク学長の若旅(@wakarabi_design)です^^
みなさんは「デザイナー」「アーティスト」の違いはわかりますか?
よくごっちゃになっている人を見受けますが、似ている様ですが仕事としての目的が違います。
今回は「デザイナー」と「アーティスト」の違いについてお話ししたいと思います。
この記事を読んで、自分がデザイナーになりたいのか?アーティストになりたいのか?の参考になれば幸いです。
それでは授業を始めます!
デザイナーとアーティストの違いって?
まず「アーティスト」と言えば、一般的にミュージシャンや画家などが思い浮かぶかと思います。
逆に「デザイナー」と言えば、グラフィックデザイナーやウェブデザイナー、ファッションデザイナー、プロダクトデザイナーなど様々です。
同じデザイナーですが、上記のように商品を納品するのではなく、アーバンデザイナー(都市計画業務)や、ライフデザイナー(保険会社)などもありますね。
一体「アーティスト」と「デザイナー」の違いってはなんでしょうか?
各デザイナー、アーティスト様々な意見があると思いますが、ここからはデザガク学園長の私見になります。
アーティストとは?
ミュージシャンや画家で例えると、自らの思いや訴えを音や歌詞、また絵で表現をし自分の意思を発信しているのがアーティストです。
簡単に言えば「その分野の芸術家」というところでしょうか?
基本的に誰かの為に制作をするものではなく、自ら発信した作品に価値を付けてもらうイメージです。
デザイナーとは?
「デザイン」は元々「設計」という意味です。
デザイナーのシゴトはクライアントさんの問題を解決することであり、バラバラのパズルのピースをキレイに設計しては完成させる役目でもあります。
例えば、新しく信号機のデザインをするとしましょう。
ここで考えなくてはいけないのは、ただ単に信号機をカッコよく奇抜なデザインにすれば良いわけじゃなく、デザイナーとしての役目は、小さなお子さんでもマークを選別できるようにわかりやすいアイコンにして、視力が弱い人でもマークを選別できるようにデザインしなくてはいけません。
依頼者の問題をヒアリング、ディレクションを行いデザインで解決するのがデザイナーです。
要はアーティストは『自己表現』でデザイナーは『他人表現』。
他人からのご依頼がきて希望通りに表現をすることで、シゴトが成立するのです!
ただ単に「斬新なデザイン」「かっこいいデザイン」だけでは、デザイナーとしての役目を果たしておりません。
それは自己満足にしか過ぎないデザインです。
デザイナーは絵が描けないとなれない?
よくお問い合わせから来る内容。
「デザイナーは絵を描けないとなれませんか?」
結論から話すと、決してデザイナーは絵が描けないといけない訳では無いです。
先ほどもお話しした様に、デザイナーは絵を描くのが仕事ではなく、クライアントの悩みをデザインで解決することが仕事です。
しかし・・・
絵の勉強はした方がいい。
ここも私の私見ですが、デッサンの経験がある人のデザインと、全く絵を描いたことない人のデザインは品質の差が見えることがよくあります。
もちろんアーティストの様な絵のクオリティを描ければ文句はないですが、そこまで行かなくても絵を学ぶ方がいいですし、これからデザイナーを目指すのであれば必要だと考えてます。
まとめ
今日はアーティストとデザイナーの違いについてお話しさせていただきました。
意外とこの違いがわからない方が多いかと思います。
もちろんアーティスト志向のデザイナーも多数存在しますが、基本的なデザイナーとアーティストの違いは上記に述べたとおりです。
もしあなたがデザイナーに興味があるけど、絵が描けないので諦めているのであれば「経験」を積めば、一人前のデザイナーになれる。でも絵は積極的に学んだ方がいいです。
今はデッサンに凄く興味があって勉強していますが、自分は40手前で習い始めました笑
今日のアーティストとデザイナーの違いは理解できましたか?
デザイナーとは
『相手の問題を解決することで成り立つ仕事』
ぜひこのことを覚えていてください^^
今日の授業はここまで!
それではまた!