基本

グラフィックデザイナーの仕事内容とは?

どーも!
デザガクの若旅です。

先日、高校の野球部で一緒だった友人と食事をしてきました。

彼は内装業で起業して数年経ち、
今年法人化しました。

そんな彼と食事をしていると、

「グラフィックデザイナーって何してるの?」

と聞かれました。

正直、グラフィックデザイナーのシゴトって簡単には説明が難しいというか。。。

今日の授業は

『グラフィックデザイナーの仕事内容とは?』

このテーマについて話したいと思います。それでは授業を始めます。

グラフィックデザイナーって何してるの?

グラフィックデザイナーの仕事について、
自分が手がけたリーフレットやポスターを見せると、
大体このようなことを言われます。

「絵を描いているの?」

「写真撮るの?」

「入れる文字を考えてるの?」

もちろん上記の内容を全て自分でやってしまうデザイナーもいますが、
基本的には分担されます。

「絵はイラストレーター」

「写真はフォトグラファー」

「文字はコピーライター」

こんな感じで役割分担をしている訳です。

ではグラフィックデザイナーのシゴトってなんでしょうか?

グラフィックデザイナーで多数の著書も出版している、
カイシトモヤさんの本「たのしごとデザイン論」で、
このようなことが書いてあります。

僕はデザイナーの仕事は舞台の「演出家」に例えています。

写真、イラストレーション、コピーなどは、
デザインを構成する要素そのものです。

カイシトモヤ著 たのしごとデザイン論から引用

これを読んだ時に、
すごくいい例えと感じました。

イラストレーター、フォトグラファー、
コピーライターは役者なんです。

役者といってもみんな様々な性格、
演技のクセや見た目がバラバラで、
もちろん全員が主役になるような舞台はないですよね?

そこで舞台の内容(シゴト内容)をきっちりと把握し、
役割を分担するのが演出家(グラフィックデザイナー)の役目。

実際のシゴトで言えば、
イラストレーターが描いた絵やフォトグラファーが撮影した写真、
コピーライターが書いた文字などを「配置」してカタチにします。

「ただ並べるだけじゃ楽なシゴトじゃん」

という声も聞こえてきそうですが。。。笑

そういう訳ではないのです。

クライアントさんからヒアリングを行い、
抱えている問題やどの様な方向性にしたいかなどを、
聞き出してそれをデザインで演出します。

イラストがメインになるようなポスターもあれば、
写真がメインになるようなリーフレットもあります。

クライアントさんにとって一番良い形を演出するのが、
グラフィックデザイナーの役目です。

最高の舞台を演出するのが役目

グラフィックデザイナーはクライアントの要望を聞きつつ、
最高の作品を提供しなくてはなりません。

カイシさんはクライアントを「興行主」と例え面白い表現をしています。

興行主(クライアント)があれもこれも目立たせたい、
主役にしたいなんて言い出したら、
きっとその舞台は混乱することでしょう。

(中略)

そしてそれは単なる好みであってはいけなくて、
その舞台がきちんと上演されることを目的にするべきなのです。

カイシトモヤ著 たのしごとデザイン論から引用

興行主(クライアント)の要望が、
最高の舞台を作る上で支障をもたらす場合は、
しっかりしたコンセプトを伝えるのもグラフィックデザイナーの役目。

なんでもかんでも興行主の言うことを聞いていたら、
最高の舞台なんか作ることができません。
もちろん興行主からいいアドバイスを聞ける時もあるので、
判別をするのも演出家(グラフィックデザイナー)の役目でもあります。

一つの作品に対して、
しっかりと信念を持って仕事をこなしていきましょう。

まとめ

さて
今日はグラフィックデザイナーの仕事内容について解説しました。

グラフィックデザイナーはクライアントから問題や要望を聞き出し、
解決策を導き出す為に、
今回で言えばイラスト、写真、コピーを解決策として一番いいカタチで提案する。
そんなシゴトではないでしょうか。

グラフィックデザインは奥が深くて、楽しいシゴトです^^
この話を聞いてあなたも興味を持ったのではないでしょうか?

グラフィックデザインに関する質問などはお気軽にどうぞ♪
また今回のブログで引用として使わせていただいた、
カイシトモヤさんの著書たのしごとデザイン論はコチラから購入できます。

これからデザインを学びたい人や、
すでにデザイナーの人にもオススメです。
カイシさんがわかりやすくグラフィックデザインについて、
解説しています。

今日の授業はここまでです。
それではまた!

ABOUT ME
若旅 宏和
1979年生まれ群馬県在住のグラフィックデザイナー兼ウェブデザイナー。 2014年からデザイン情報発信サイト『デザガク』を開設。 主にクチコミとウェブからの集客で受注し、一切営業しないスタイルを貫いている。 制作実績では3,000万円以上稼ぐアフィリエイターのLP、数千万の売り上げを達成した教材LP、さらに、メジャー格闘技団体「RIZIN」のスポンサーポスターや、ブランディングデザインにおいても好評を得ている。 公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)正会員。